2010年12月28日火曜日

石油に頼らない~森から始める日本再生

養老孟司・日本に健全な森をつくり直す委員会編

養老先生曰く
「石油がなくなる前にやっておくべきことを今のうちからやっていこう」
日本人は徹底的にやってしまうから、石油がなくなってからやったのでは日本の山は禿げ山だらけになるだろう。


日本には真に「業」としての林業は未だ存在しない
名目上は「500年の歴史」があると言われているが、それは吉野などの一部の地域のみで、全国レベルで植林されたのが明治期、本格化したのは太平洋戦争後とのこと
それに、戦後の林業は膨大する需要による「バブル状態」だから保たれていただけであって、その後材価が落ち着いても経営努力も改善もせず、「安い外材が日本の林業を衰退させた」と愚痴ることしかせずに現在に至るらしい。

編者曰く、「林業は先進国型産業」であり、実際アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストリア、ドイツなどは主要な木材輸出国でもある。
産業用丸太の生産高は、後進国が1/3で先進国2/3
(※後進国のプランテーション方式と原生林伐採は真の林業とは言えない)

因みにドイツでは、林業の方が自動車産業よりも多くの雇用を生み出しているらしいから、私達もト○タにおんぶに抱っこの20世紀的発想をシフトする必要があるだろう。

そして、今喫緊の事項は
「森林所有者のとりまとめ」、「作業道づくり」、「最新の林業機械の導入」、「効率的な作業システム」で、ドイツの「フォレスター」制度に倣って各地の森林組合による森林管理を取り纏める必要があるとのこと。

これまでは木の保育期だったが、これからは利用期に入る。
今なら未だ間に合う。
と言うか、遣り方さえ周到にやれば、かつてないほどのチャンスなのだという



何となく、周囲の山が「宝の山」に見えてきた

追伸
私達はとかく、確実に来る危機については考えたがらない。
例えば「自分の死」とか
しかし、それを覚悟すること、それに対して準備を整えておくことは社会的に生きる人間の最後の嗜みだと僕は思う。

「石油」無き後のビジョンも然り
それは「いずれ東京に大地震が起こる」といったような可能性の問題ではなく、確実に起こり得る問題なのである。
しかしそれは「死」ほど残酷なことではない。(まぁ今の暮らしこそハーレムだと思う人にとっては残酷かもしれないが)
一般生活で石油なんかに頼ってきたのはこの数十年なのだから、ちょっとだけ昔の暮らしに戻れば良いだけの話である。
否、今の内から準備をしておけば様々な技術革新によって今の生活水準は保てるのかもしれない。

なので…

国が「国民各々の死」までは世話出来ないのと同じように、石油無き後のライフスタイルは今のうちから各々で考えるべきだと僕は切に思う。



★今喫緊の事項は
「森林所有者のとりまとめ」、「作業道づくり」
「最新の林業機械の導入」、「効率的な作業システム
ドイツの「フォレスター」制度に倣って、日本でも各地の森林組合地域の森林管理を取り纏める必要がある。

これまでは木の保育期だったが、これからは利用期に入る。
今なら未だ間に合う。
と言うか、遣り方さえ周到にやれば、かつてないほどのチャンスなのだという

★林業は先進国型産業!?
産業用丸太の生産高は、後進国が1/3で先進国2/3
※後進国の木材生産プランテーション方式と原生林伐採なので林業とは言えない

ある程度太くすれば、集成材よりも無垢で利用することが出来る。
無垢の方が加工は簡単で製材加工コストも安く済む
勿論、細い木を何本も伐るより太い木を伐った方がはるかに効率は良い。

ドイツでは植林した木は余りなく、天然の力を可能な限り活かす方法を採っている。

★林業機械の違い
先進国では全て林業のために作られたモノだが、日本では建設・土木用のモノにアタッチメントを付けた代用品
それに、それらを輸入したとしても道交法の車高3.8m内には収まらずに運べないらしい

★皆伐はタブー、
皆伐すると巨額な再造林経費がかかり「持続可能林業」とは決して言えない。
「路網整備」と「間伐」で木を太くし、生産性だけでなく品質も向上する。
これが人工林資源を将来につなげる唯一の道である。

★ドイツ(この類の話になると必ず出てくる環境先進国。コレも日本人の悲しい性なのか…)では、林業の方が自動車産業よりも多くの雇用を生み出している。

外貨獲得をト○タにばっかり頼る御国の方々も、もう少しは「石油」無きあとのビジョンをお持ちになった方が宜しいのではないだろうか

だって、それは「関東に大地震が起きる」などの可能性の話ではない、数十年後の確かな話なのだから…



2010年12月24日金曜日

武道的思考~内田樹著

その中から気になった箇所を無作為に…

★武道は伝統文化であるという人は、明治以降私達が本来の武道というものをどのように破壊してきたのかの歴程を確認するという恥辱的な作業からまず始めなければならないだろう。

★日本の武道史上最大の失敗は、生き残るための政治的工作をしたことではなく、政治的工作をしたことを隠蔽したことである。

★本来、先人達が発明工夫した身体技法というのは、「他者との共生」を「生き延びるための必至の技術」として骨肉化することで向上するように構造化されている。
ゲーム性の強いスポーツの場合はそれが前景化しにくいだけだ。

★あらゆる人間的営為を悉く数値化・定量化し、それを格付けするという操作に日本人がこれだけ熱中したことはかつてあっただろうか…?

★身体能力にもたらされる変化は本質的には計量不能である。
世界の深みや厚みを計量出来ないのと同じように…
それを、デジタル化した数値の変化でしか確認出来ない今の現状は極めて危険な兆候と言わざるを得ない。

★「うつろなひと」は
人間的営為の全ては計量可能であると信じる計量主義者であり
リソースは厳密に個人の能力に応じて分配されるべきと考える能力主義者であり
自分に本来帰属する筈のリソースは「無能な他者によって不当に簒奪されている」と考える奪還論者である。
そのような人々で日本は今埋め尽くされつつある。

★「空腹」と「大食い」の違い
空腹は身体が何を求めているかかを示す大事な感覚であるが、それ自体は余り大事に思われない。
だから「空腹選手権」は存在しないが(断食大会はあるかもしれないが、それは空腹の度合いを競うのではない)、大食い選手権は存在する。
何故なら大食いは数値化出来るからである。

★武道的思考が興味を示すのは、身体の求めているものを知ることである。
そしてそれらが総じて、どのように生きたいか、そしてどのように逝きたいかなど生きることに関わる様々な訴えを高い感度で察知しようとするのである。

★基本的にTVは数値化出来るモノをテーマにしたがり、二元的に語ることを得意とする。
何故なら、「身体の震え」のようなものを誰にでも判りやすく報道することはかなり難しいからだ。
��Vが面白くないのはそのためである。

★ほんとうの身体機能というのは「ある時間上の点」から「次の時間上の点」まで移動する時に、どれだけ「細かく」その時間をコマ割り出来るかにかかっている。

★存在しないものとのコミュニケーション
中国で君子の学ぶべき学問として「礼・楽・射・御・書・数」の六芸が挙げられる
礼:葬儀の作法
楽:音楽の鑑賞と演奏
射:弓
御:馬術
書数:読み書き、算術

書・数以外は時間の中での考察であるが、今の学校では教えられていない。
(※一応音楽は科目にあるものの、現在の音楽教育は時間を軸として考察されてはいないし、弓道は選択科目)
つまり今の私達は「超越的なもの」とかかわる術も、時間の流れを行き来する術も、自分自身の身体と対話し異類の人々と交流する術も、どれも体系的に習得する機会に恵まれていない。
特に「礼」が人間が他の霊長類と区別出来る重要な要件であることが現在全く重要視されていないのが危険な状況である。

★武道的な動きには「自由に動けるが、同時にある種の秩序内にあることが最適な精度を維持するための条件である。

★「マイクロ・スリップ理論」の基本は、「運動の精度を上げるために出来るだけ決定を先送りすること」
ex:イチローの打撃スタイル

★合気道は「身体女情報の送受信速度を最大化すること」を目的としているので、稽古漬けになるとテレビのようなノイズの多いモノは「痛い」と感じるようになる。

★自分をスキャンする能力
cf:ミラーニューロン

★押し付けられた定型から逃れることは容易でるが、自分で選んだ定型から逃れることは難しい。
自由に振舞っているつもりの若者が、僕らから見れば定型から全然逃れきっていないように見えるのはそのためである。

★哲学者の哲学者性とは、畢竟するところ、自己の脳内に於ける無数の考想の消滅と生成を精密にモニターする能力に帰す。
同じルーティンの繰り返しは、そういう意味でも意義がある。

★「武道的」というのは、ぎりぎりまで削ぎ落とされた合理性のことである。
使えるものは何でも使う。無用なことはしない。生き延びるチャンスを高める選択肢は躊躇わずに掴む。心身のパフォーマンスを下げることはしない。
しかし、このような合理性は今では全く顧みられていない。
殆どの人は、身を削って権力にしがみ付き、金を稼ぎ、情報に翻弄され、無用な努力でストレスを貯め、結果何に対しても不機嫌になっている。



今の世の中には余りにもノイズが多い。
そうでなくても五官を研ぎ澄ますことは稀なのに、携帯や音楽プレーヤー、ゲーム機などで更に自身の感覚器官を塞いでしまっている。

そういう世の中だからこそ、武道的思考は「武道」のみならず日々の暮らしでも重要な思考なのだと僕は思う。

2010年12月17日金曜日

真剣にゴミを減らしたいならば

例えば転入届けのときのこと…

転出先から貰った書面には必要事項は全部記載されているのに、何故全く同じ内容を届出書類に再度記入しなければならないのだろう。
紙一枚が無駄だと思う。
※「それを記入する時間云々」とまでは言いたいけど言わない(言ってるけど…)

おまけに…

アパートには以前の住人が残していった「ゴミの出し方」や「避難ハザードマップ」が2セットあった。
にも関わらず、またファイルにパンパンに詰まった書類一式を頂戴する。

その中には「ゴミは分ければ資源です」とか、色々な「ご案内」が同封されていたが…

そんな書類がゴミ増大に寄与していると考えるのは僕だけだろうか…

2010年12月12日日曜日

980円の電気ストーブ

ケーズデンキで限定5台の日替わり商品
取り敢えず8時に店に行って見たが誰もいない…

これなら開店直前に出直しても大丈夫な気がしたが、臨戦態勢で臨むための読みかけの本(武道的思考/内田樹著)も持ってきていたし、折角だからと一番で整理券を貰うことを決意

しか~し…

持参した銀色マットに座っていたのだが、12月の山形はそれ位の断熱性能ではダメらしく、ちょうど近くにあった傘立にマットを敷いての読書タイム
これもブリコルールの心得か…(^^ゞ

そして…

二人目の人が来たのは1時間30分後の9時30分過ぎ

結局…

開店5分前に電気ストーブの整理券を貰ったのは僕を含めて2人
つまり開店直前どころか10時過ぎに来ても全然大丈夫だった訳である

しかしそれ以上に、店を後にする時にず~っと待機していた店頭を見て思ったのは…

12月の寒空の中、2時間もあんなところで過ごすことが出来るのなら
「そもそも電気ストーブなんて必要ないのでは!?」
という矛盾である

追伸
実際、未だそのストーブは箱から出していません…

2010年12月8日水曜日

山形市のWiMAX事情(お詫びと訂正)

僕が通常使っているスピードテストは
http://www.musen-lan.com/speed/
コレだと確かに山形駅の待合室で計っても0.7Mbps前後でした

しかし自宅で、他のモノで試して見ると…

USENのスピードテスト
http://www.usen.com/speedtest/top.html
だと、7Mbps前後

Gooスピードテスト
http://speedtest.goo.ne.jp/
では、5Mbps前後

どちらが正しいかは判りませんが、ゴールデンタイムにGyaoで映画を観ていても「Now Loading」になることも二三回(それもすぐ回復する)なので個人的には許容できる範囲です

2010年12月6日月曜日

ジム練習再開

引っ越しも無事に終わり、久々の独居生活に精神的にも落ち着く。
そして風呂を兼ねたスポーツジムに入会し、まずは温室トレーニングから再開。

で、久し振りに早速体脂肪計で計ってみると
体重:62.5kg 体脂肪量:10.6kg 体脂肪率:16.9%
※因みに、身長は168cm

ヤレヤレ…

機器が違うので一概には比較出来ないが、菜食主義に目覚めトライアスロンに挑戦しようと決心した2007年6月の
体重:63.9kg 体脂肪量:15.5kg 体脂肪率:24.25%

ほどではないにしても、絶頂期だった2009年7月の
体重:57.9kg 体脂肪量:6.4kg 体脂肪率:11.1%
※自慢ですが、この脂肪率はあくまでも「一般人」で計った値です。

の時に比べれば雲泥の差である

弛んだ腹にも落胆せず、鏡を直視出来るようになるのは一体何時の日になるのだろうか…

2010年12月5日日曜日

ガーミンでお遍路の道程を辿る

これまではタイムアウトエラーになって閲覧出来なかったのだが、ソフトウェアのバージョンアップで改善されたのかもしれない。

↑の大きさでは判らないと思うが、実際のGarmin Connect上では全く別な方向へ歩いていったりした軌跡が一目瞭然なので、当時の困惑した情景を思い返すことが出来たりする。

ただ今回は、密かに歩き御遍路最短記録も狙っていた(結果は28日)ので、ガーミンが電池切れになっても敢えて充電はせず行軍し続けた(理由は充電のために立ち止まる時間が勿体無かったから)。

なのでたとえば「ドライブイン水車(土佐清水市)~足摺岬」間の軌跡などはカウントされていなかったりする。
また赤い線が道路に関係なく直線でなっている区間も、実際の距離にはカウントされていない。
つまり、その足跡を完全に記録している訳ではないのがチト残念なり。

因みにこのデータの詳細は、garmin connectで閲覧出来るはず(見られなかったら悪しからず…)。
http://connect.garmin.com/activity/17479276

2010年12月4日土曜日

山形でradikoが聴ける!?

WiMaxのお試しルーターが届いた。
そいでもって早速radikoのサイトに飛んで見たら…

案の定エリアはTokyo Japanだった!

radikoは確かIPアドレスで位置情報を判断していると聴いたことがあったが、今回はUQからのレンタル機器だから聴けただけであって、本登録すると聴けなくなるんだべか…?

J-waveやInterFMは地元のコミュニティーFMで所々聴く事は出来るが(ただ折角興味深い話題の時に地元のCMが流れて辟易することも暫し)、まさか山形で「お気楽野村係長」が聴けるとは・・・

「そりまつ君、こりゃ一体どうなってるんだ?」