2012年3月17日土曜日

精神論でTPP参加を煽る

16日付読売新聞社説、表題は「米韓FTA 日本はTPP参加で巻き返せ」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120315-OYT1T01148.htm?from=y10

その中で私は「韓国車は品質デザインで日本車に迫り…」と書かれているのが非常に気になった。
因みにこれを書いた方は、品質やデザインの優劣をどういう基準で計ったかや、その結果日本車の方が韓国車に勝ると判定した経緯などは説明してない。
「でもとにかく今直ぐにでもTPP参加しないと韓国に負けそうなんだ!時代に乗り遅れるな、巻き返せ」と言いたいみたいである。

と~っても不思議である。

とにかく私がTPPに参加してもどうしようもないと思うのは、そういう言葉では説明出来ない感覚でモノを言う人が日本には多いからだと私は感覚する

2012年3月16日金曜日

春遠からじ…

2012年になってから自宅のパソコンの調子が頗るおかしい。
時折フリーズして、数分後に反応するような状態。
これは恐らくDELLタイマーではなく、今年の寒さが影響しているものと思われる。
まぁ去年の冬には起動すらしなくなった時もあったので、見方を変えれば僕のPCは進化したのかもしれない。

それでもやはりPC本体を蹴飛ばしたくなるのだが、冷静に考えれば昭和な時代のテレビとは違い叩いて良くなるモンでは決してない。
もし叩いて壊したならば、それこそDELLの戦略にハマるんである。

なので…

とにかく早く暖かくなって下さい。
お願いします。

追伸
春(目安は常時10℃以上)になっても治らなければ…
その時は覚悟しとけ!

追々伸
今日は仕事場に泥酔者が乱入、初めての110番通報と相成った。
昨夜から続き、××な電話やリクエストばかり集中した散々な日であった。


2012年3月15日木曜日

仙台国際ハーフマラソンの云々…

所謂普通のマラソンランナーにとっては全然過去の話かもしれないが、ふと「今年の仙台ハーフは?」と思い出し、チョッとだけググった感想を今更ながら以下に記す。

偏屈者な視点から見れば5月に催されるマラソン大会のエントリー受付を何故前年10月から始めるのかが???ではあるが、それは東京マラソンを始めとする異常なまでのフィーバー振りに歩調を合わせたモノだとすれば納得は出来る。
しかし何故、コチラの大会に関しては定員割れが起こり2次募集まで行う羽目になったのだろう…?

チョッとだけ皮肉を言えば…

本大会は元々、陸連登録し且つその公認大会でハーフ1時間40分以内で完走した者のみが参加を許される、所謂ランシャツランパンを正装とする由緒正しい大会だった。
そんな雰囲気を知るランスカ女子やコンプレッションスーツを被る男子は恐れ多いと敬遠した。
或いは逆に、掌を返したように大会組織がそんなランスカ&CWXランナーを受け入れることにした翻りを軽蔑しての参加拒否なのかも…

閑話休題…

とにかく「復興元年に仙台で催される初のシティーマラソンであるから自ずと全国各地から参加者は集まってきても良いのに…」と思いながら大会公式HPを見てチョッと気付いたことがある。
それは「震災復興」とか「絆」をキーワードにして参加者を募るような、所謂現在最も主流である「震災商売」をしていないことだった。
「絆、きずな」と叫ぶことにやや辟易している皮肉屋の私でも、もう少しは「復興」を前に出しても良いのでは思う位のHPなんである。

しかし、よ~く考えると…

それは仙台の人がとても正直である証とも言えるかもしれない。
何故なら、沿岸部の人々の被害をまざまざと見ている手前、そんなに被害のなかった内陸部に住む人々が「絆」とかを餌にして全国から参加者を募ることに負い目を感じているのではなかろうかと思ったからである。

「参加費の一部は被災地への義捐金として寄付します」
そんな謳い文句で参加者を増やそうと企むのは、震災の現実を知らない人だけである。

勿論その「一部」の割合がどれ位かで、その所作は変わってくるけれども…

2012年3月13日火曜日

レアアースは中国のチョンボではない

中国がレアアースを所謂"出し惜しみ"していることについて…
自国の埋蔵物を保護する政策が当然のようにWTOに提訴されるのかが私は疑問に思う。

確かにかの国はipadや松坂牛の商標権でさえ商品と思う人々の集まりであって、「えげつない」と言えば確かにそうかもしれない。
※でもそれだって明朝以降、政治以外は完全な自由主義経済になっているかの国では当然と言えば当然な理屈なんである。(~「中国化する日本」より拝借)

しかし、少なくてもレアアースに関しては…

それは麻雀で言えばテンホー~つまりチョッと前までのアメリカ大陸の石油~みたいな偶然恵めって来た賜物であって、それをどう扱うかを他国が云々言う権利はないと私は思う。
※まぁその当時のアメリカが自国の石油を他国の要請通りに供出したのなら話は別だが…

だから、よ~く考えれば…

「チョンボ、チョンボ!」と訴え続ける他家(欧米日)の方が、私は「えげつない」ただの言い掛かりに過ぎないと思うんである。

でしょ…!?

18歳から喫煙する日本の私

これが「死の町」発言よりも問題視されない理由…
それは私達だってずっとそういうスタンスで喫煙や飲酒を語ってきたし、余り他人を否定できないからだろうか…

恐らく私達は全体としてそんな風にテキトーに済ませてきたんである。
それは悪いとは僕は思わない。

でもそんなのが通用するのは成田空港までなんである。
だから、TPPで自分の都合の良い方向に話が進められるとは決して思わないんである。

例えばジョークの一つや二つ、別に英語でなく、日本語でも良いから言ってごらん!?

ほら、ネ…

そんな状態で、外国人と交渉するなんて無茶な真似はしない方が良いと思うんである。

2012年3月12日月曜日

「18歳から喫煙」発言が問題視されないのに…

原発周辺の街を「死の町」という、唯単に見たままの感想を言っただけの人間が袋叩きにあう状況がある。

はたまた…

昨日(3.11)のテレビ特番の内容がどういうモノだったかは推して知るべし。
恐らく私達はそんな番組に涙しながらも、瓦礫搬入だけは頑なに拒否し続ける。

私はそんな人々を批判する訳ではない。というか批難することは決して出来ない。
何故なら、私達の祖先はそんな風に厄介払いをすることで疫病や外敵が自分の村に進入してくるのを防いで生きながらえて来たからである。

ただ私が気掛かりなのは…

そんな因習を現在でも、何の罪悪感もなしに無意識に行い続けていること

そんな一大事があると必ず言論・思想が統一される風潮が、何時かの何処かの国と余りにも似ていること

そして…

そんな現状を認識している人が余りにも少ないことである。

2012年3月11日日曜日

3月11日はジョニー・アップルシードの日

その経緯は不明だが、wikiにも載っていたのできっとそうなんだろう。
(※その経緯を御存知の方は是非御教え戴けたら光栄です)

リンゴの苗木をアメリカ中に配り続けた奇人の振る舞いは、瓦礫搬入が頑なに拒み続けられながらも「絆」をキーワードに喪に服した本日の日本の風景と同じ位に数奇な気がた。

などと、つぶやきながらも一応は…

呪うことばかりが日常となっている今だからこそ、祈ることも大事だと思っている。

2012年3月7日水曜日

平成の厄介払い

 
★Take1
 昔から私達の社会で語り継がれている説話には、玄関先に突然訪れた乞食をどう扱うかの題目が多数あります。その大概は乞食の正体は実は偉大な聖人で、氏を冷遇した欲の深い人間が奈落に落ち厚遇した情の深い人間が更に徳を積むというあらすじです。
 そんな伝承が語り継がれることも少なくなった無縁社会の今、私達に沖縄の米軍基地や福島の瓦礫をどうするかという課題が投げ掛けられています。ここで考慮すべきは「米軍基地は沖縄、原発は過疎地へ!」と集中させたのは私達全体の問題であり、決して突如現われた疫病神ではないということです。にも関わらず私達は昔からの因習に従いそれ相応の施しをして自分の住む村から立ち去って貰う所謂「厄介払い」で片付けようとしている気がします。「絆」と盛んに叫ばれながらも基地の移転先や瓦礫の請負先として名乗り出る町が殆ど無いのがその象徴でしょう。
 さてそれで良いのでしょうか!?過去の因習に従えばそれで良いのかもしれません。しかし時はこれまでにない転換点に来ていると私は思います。
 テレビニュースで観た情報を頼りに「原発反対」と唱えるのは簡単です。しかしいざ貴方の玄関先にそんな疫病神が来たときにどう行動するか!?先ずはそこから考えてみる必要があるのではないでしょうか。
※2012/02/22

★Take2
私達の生活の中には突然玄関先に現れた盗賊や乞食にそれ相応の施しをして立ち去って貰う、所謂「厄介払い」という因習があります。
それは外敵や疫病などから自分の家族や村を守る手段が他になかった過去の時代では致し方なかったのかもしれません。
しかし平和で豊かな社会で生きる現代の私達が、そんな振舞いを沖縄の米軍基地や被災地の瓦礫に対しても平然としている実態が私は悲しくて仕方ありません。
ここで私達が気付かなければならないのは、これらの問題は基地や原発を見て見ぬ振りをしてきたツケが廻ってきただけなのに、それがあたかも偶発的に起きた災厄のように考えていること、そして厄介払いでその場凌ぎが出来る域は既に超えているのに、それでも国や東電を責めるだけで各々がその解決策を考えようとは全くしていないことです。
巷によくある昔話のように、実際は偉大な聖人である厄病神を厚遇して更に徳を積む素敵なお爺さんになるのは正直かなり難しいです。
しかしそんな疫病神を冷遇して奈落に落ちる意地悪爺さんにならないよう心掛けることはそんなに難しくはありません。
だとすれば恐らく基地移転や瓦礫搬入を頑なに拒否する人はそんな昔話の教訓を忘れているのでしょうか。
私はそんな今の社会風潮が悲しくて仕方がありません。
※2012/02/27

★Take3
私は沖縄の米軍基地や被災地の瓦礫の問題を、厄介払いという昔ながらの因習で片付けようとしている今の風潮が残念でなりません。
これらの問題は私達がずっと見て見ぬ振りをしてきただけであって、決して突然目の前に現れた厄介モノではありませんし、そう扱う資格もありません。
それに仮に厄介払いをしようにも追い払う先がもはや日本の何処にもないという現実を、沖縄や被災地を除く多くの人は未だ気付いていません。
にも関わらず私達は基地や瓦礫を腫れ物のように忌み嫌い、まるで他人事のように国や東電に責任転嫁ばかりし、基地移転や瓦礫搬入を頑なに拒否し続けています。
勿論私達には自分の安全や安心を求める権利があります。
しかしその前提には沖縄や被災地の人々の同じ権利を尊重する義務が伴うことも忘れてはなりません。
今後大事なのは、私達全体が納得出来る本音の妥協策を私達自身で見つけ出すことあり、厄介払いや国や東電への丸投げだけはすべきではないと私は思います。
※2012/03/06

2012年3月5日月曜日

公務員ランナーの憂鬱

あくまでも私見だが、マラソンに関して言えば、市民ランナーでもプロや実業団の選手と対等に戦える環境は作れると思う。もちろんそれが「公務員」ではなく「ワタミの店長」ランナーだったら達成はかなり難しい。しかし職場が個々人の趣味や副業を尊重し、且つ過度の残業がない環境ならば練習時間はそれなりに作れるはずである。それにたとえ優秀な指導者の下で練習しなくても、自分に合った練習プランを構築し、且つ普段から自分を律することが出来れば、それなりの結果を導き出すことが出来るのがマラソンの醍醐味だとも私は思っている。

そんな私の考えを、川内選手は見事に体現している。
こう言っては何だが、だから川内選手はある種の人々からは嫌われるのだとも思う。
とかく日本では、普通と違うことをして目立つ振る舞いをする人を煙たがる。ましてやそれでちゃんと結果を出している人は妬みの対象にもなる。だからこそ、そんな人間が失敗したり判断を誤ったりするのを見ると、その種の人々は非常にスッキリする。まさにシャーデンフロイデである。

氏が坊主頭にしたのは、計らずも何時の間にかマスコミに煽られてしまった自戒のようなモノであって、決してパフォーマンスだとは私は思わない(と言うか、このタイミングで坊主頭にしても、ある種の人々からはパフォーマンスにしか見えないので逆効果である)。
それに川内選手にはそんなゴシップで憂鬱になっているような暇はない。そんな暇があるのなら練習しているはずである。そんな肝心なところを、川内選手をこき下ろしている人々は意外と気付いていないのかもしれない。

2012年3月3日土曜日

マイナー競技の憂鬱

渡部や高梨がW杯で優勝しても、それでもダルの練習風景が先に報道されるたりする。
※因みに、恐らく今北欧で一番有名な日本人は渡部だろう(野田さんを知ってる人など先ずいない筈…)

似たようなものとしては、「(今では洒落にもならんけど)ヒデキ・マツイはニューヨーカーなら誰でも知っている」と錯覚させるようなニュース映像が何の罪悪感も無く作られることだろうか…。

えにぃうぇ~い

僕はそんな日本のスポーツ報道の姿勢が皮肉ではなく本当に大好きである。
そこからは、ニュースを鵜呑みにしてはいけないこと、やろうと思えば全く正反対のニュースを作ることが出来ることも学んだ。

そんなだから、昔はアルペンスキーにハマったし今現在はトライアスロンにハマったと思っている。

それ故に…

トライアスロンも昨今のマラソン&自転車ブームによって日の目を見つつある現状が、何となく憂鬱にさせている原因のような…。