ただし掲載分と投稿文では雲泥の差(?)があるので、以下に両方を記す。
掲載文
石原慎太郎東京都知事が再表明したオリンピック招致ですが、私は、東京都が前回の招致運動の過程で培ったノウハウを被災した地域に提供し、被災地でのオリンピック実現に力を入れたらどうかと思います。そのためには、仙台、石巻、いわきなどの被災地が結束し、新たに設立する広域連合をつくり、そこに各県の権限を委譲し、東京はオブザーバーとして広域連合に参画するのです。
被災地はメトロポリスの肩を借りられることでアドバンテージを増し、東京も海外からの玄関口としてその恩恵は十分に授かるはずです。
しかし、何より期待するのは、オリンピック招致がこれまでのような様々な利権の絡んだモノではなく、地域の復興や支援を新たな目的とすることです。
石原知事が、もしこの案に賛成し招致に成功したら、「東京に二度目のオリンピックを導いた」名誉より「オリンピックを新境地に導いた」とのより高い評価が得られると思います。
投稿文
私は貴殿が再表明したオリンピック招致意向の記事を読み「地震は天罰、日本人のアイデンティティーは我欲、それを(津波で)一気に押し流す必要がある」旨のコメントを思い出しました。この発言は公人としてはともかく、内容自体は私達全体に染み渡ったと思います。
しかしそれなら、前回の招致運動で貯めた4千億円を温存していたり、東京は押し流されていないのに「震災の象徴」として再立候補する理由が我欲以外の何なのかが理解出来ません。そこで提案したいのは、件の4千億円と前回培った招致活動のノウハウを仙台、石巻、いわきなどの被災地が結束して新たに設立する広域連合に委譲、東京はオブザーバーとして参画する案です。被災地はメトロポリスの肩を借りられることでアドバンテージを増し、東京も海外からの玄関口としてその恩恵は十分に授かる筈。しかし何より期待するのは、オリンピック招致がこれまでのような様々な利権の絡んだモノではなく、地域の復興や義捐を新たな目的とすることです。「東京に二度目のオリンピックを導いた」としてより「オリンピックを新境地に導いた」ガバナーの方が貴殿の功績には相応しいと私は切に思うのですが、そこのところも貴殿位に高潔でないと判断は付かないのかもしれませんけど…。