2015年9月14日月曜日

(投稿)自衛隊の海外派遣を違った角度から眺める

自衛隊の海外派遣を違った角度からみる。

たとえばあなたが自衛隊員で「来月から○○国に赴任して貰う。現在は非戦闘地域の後方支援だから全く心配はない。但し、万が一誰かに攻められても、抵抗は絶対最小限に留めること。」と言われて納得できるだろうか。

ところが私たちは、そんな無責任で理不尽な責務を自衛隊の皆さんには課そうとしている。
それも当然のことのように。

よく考えて頂きたい。自衛隊は軍隊ではない。外見は似ているが立場的には大きな違いがある。それを、似ているという理由だけで国連や米国の軍隊と同じ活動をさせようとしている。これは狩猟の経験が少ない人に、十分な装備を与えず、且つ毛皮に傷は付けるななどと注文を付けて虎退治を依頼するのに等しい。私にはそんな無茶な要求はとてもできない。

また国際貢献や世界平和のために派遣は必要ともよく言われるが、それではなぜ難民問題は活発に議論されないのか。なぜ中国や北朝鮮を敵視ばかりするのか。自分たちは何もしないどころか寧ろその場を荒しつつ、自衛隊にだけは平和維持活動を押し付ける。その姿勢が私にはどうしても理解できない。

件の安保法案が違憲か否かという以前に、まずは私たちの良識を問う必要があるような気がする。

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