2017年1月28日土曜日

(投稿)安倍首相にもファクトチェックを!

安倍首相は27日の衆議院予算委員会で「(消費増税は)経済に与えるインパクトも考える必要がある」と述べた。
ここでお忘れの方も多いと思われるのでこれまでの経緯を付記すると、まず最初に首相は「景気条項を付すことなく、次は必ず増税する」と断言した。しかし「絶対にない」とまで豪語した勢いも、いつの間にか「リーマンショックや大震災級の惨事が起きない限り」という条件が付帯された。そして最後には「新しい判断」というウルトラH級の声明で、「(首相自身が言うところの)嘘つきのレッテル」が貼られるのを回避しつつ、増税再延期の達成という離れ業をやってのけたのである。

ここで私は、増税延期の正否を云々(でんでんではない)したいのではない。安倍首相が過去の言動をどう捉え、そして今どういう心境でそれまでとは正反対の答弁をされているのかをお伺いしたいのである。

今、巷ではトランプ氏の言動ばかりが注目されている。しかしまずは、トランプ氏よりも安倍首相の言動を注目すべきではないだろうか。なぜなら大統領側近が弁解したオルタナティブ・ファクトより、首相自らが豪語した新しい判断の方が責任は重大だと考えるからである。

0 件のコメント:

コメントを投稿