2009年2月4日水曜日

若麒麟

大麻をはじめ薬物が巷に蔓延してる事は、今や誰もが知るところである。

だからその報道についても、あれだけ騒がれた後でもやめられなかった薬物の魔力や、あんなにも目立つ相撲力士でさえ街で簡単に入手出来てしまう危険な実情の方を強く訴えるべきだと私は思うのだが、どうやらTVの御意見番の方々はお相撲さんにだけは特別な感慨を持っているらしい。

大学生は"若気の至り"で許され、芸能タレントに至っては一定期間の謹慎処分で何事も無かったかの様に職場復帰を認められているのに、力士だけは「相撲は国技なんだからもっと品格を持ちなさい」と怒られても気の毒な気がする(因みに相撲を"国技"と明文化した公の記録はない)。

また、相撲協会を所管する或るセンセイは「処分が軽過ぎる」と言ったそうだが…

ニュースで読んだ限りでは、彼の処分は角界からの"永久追放"である「解雇」だという。
おまけに"元"力士という体格や立場上、その後の転職は私達以上に難しいと予想されるにも関わらず、本来は支払われても良い退職金まで取上げられる処置がなされる方向らしい。

センセイ方の中には実刑が下っても永田町に居座ろうとする方もいらっしゃるし、それでも何年かしたら禊を済ませて戻ってこられる立場にあるのに、彼だけに社会に与えた影響を鑑みて処分を重くするのはチョッと厳し過ぎるのではなかろうか。

追伸
センセイの議員年金に比べたら、彼が貰える525万円なんてスズメの涙でしかないと私は思うのだが…

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