2012年5月10日木曜日

夢のような話を前にして…

勿論裏には大人の色々な事情があったであろう。
しかし猫さん自身は純粋にオリンピックのマラソンを世界のトップ達と一緒に(というかその後を追いかけて)走りたかっただけだと僕は思う。

巷には売名行為と罵る人も居るが、それだけで2時間30分台で走れるようになったとしたら、寧ろその方が尊敬に値する。
多分氏を罵る人は、世界一周マラソンをするのと、2時間30分でフルを走るのは次元が違うということに気付いていない。

また「国籍を換えてまで・・・」という人も居るが、多分そういう人は「夢のような話」を現実に手繰り寄せようとしたことがない(或いは忘れてしまった)のかもしれない。
青森県に越境留学してでも甲子園に出たいと願う大阪の高校球児の熱意と何処が違うのだろうか…?

例えば↓の記事
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120510/ent12051008250003-n1.htm

恐らくこの記者は、2時間30分台で走れるようになるにはどれ位の努力が必要で、またそれがどれ位の偉業なのかを知らないし知ろうとも思わない。
それにピューリツァー賞を獲る夢などは当の昔に諦め、「人間は結局、色と欲」という理屈で記事を書き、日々の糧を稼ぐためにどれだけtwitterで賛同を得られるかだけを念頭に置く輩にとって、猫さんみたいな夢想家は妬みの対象とはなっても尊敬する対象とはならないのだろう…

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