2013年11月13日水曜日

シュールな夢

その発端はロフトベットに上る梯子がズレて転げ落ちたことに始まる。かなり酔っ払っていたので肩甲骨を強打した以外の記憶は全くないのだが、未だに背中はズキズキ痛むのでかなる発狂したと思われる。とにかく再度ベットに潜り込み、数時間後の酔いも醒めてからオシッコタイムで目覚めた時に何時もは湯たんぽ代わりの厄病神(捨て猫)がいないのである。一応は住処周辺を探し回ったが外は氷点下の世界なので捜索は明るくなってからすることにした。
しかしそんな罪悪感からなのか、夢枕に何度もその疫病神が現れた。視覚だけでなく時には聴覚や布団の上を歩き回る感覚まで呼び起こしたのはかなりリアルである。
さらに、魔女裁判に掛けられる場面や、この日は形式的に催された職場の芋煮会で幹事を勤めて、結局盛り上げられなかったからか、芋煮の鍋に顔を突っ込みあう宴会の場に立ち会ったり、その他にも表現しつくせないシュールな短編の夢を多数見た。そして最後には猫が無事に戻って来て「やっと夢から醒めた!これが現実だよネ」と周囲に居合わせた知人達に訊いたところ、彼らはほくそ笑みながら「オーケー、じゃこれから第二ラウンドはじめようか…」という拷問のような夢だった。
そんな感じで全然熟睡できないまま夜が明け、家の周りを探したところ、直ぐに猫の鳴き声は聴こえてきたのだが、僕が顔を見せると怖がるように後ずさりした。恐らく昨夜の梯子からずり落ちた時の発狂した姿が怖かったのだろうと思われる。その後は餌で釣ったりして彼女のご機嫌を回復することに努めたが、恐らく多大なトラウマを彼女には与えたと思う。
反省の意味をこめて、これから暫くは家で晩酌するのは控えよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿