2015年6月2日火曜日

近松物語

原作は、表題の通り近松門左衛門の「大経師昔暦」

こんな物語が17世紀(江戸時代の前期)に作られていたことに改めて感動した。
21世紀の脚本家が未だにこのレベルを超えられていないことからも、その完成度は群を抜く。
個人的にはシェークスピアよりも上を行く悲劇なり。

えにぃうぇい

この映画の脚本も原作とほぼ同じらしいが、大きく異なるのは二人が恋仲になること。
※参考になったブログ
http://movie.hix05.com/mizoguchi/mizo108.tikamatu.html

確かに、その方が観る側の情けを増長させるのでgooな脚色。
ただ、ここまで冤罪を被せられると、ヒッチコックの逃走迷路のように「ハッピーエンドな結末でも良いのでは?」と思える位だが、その辺は遠慮のない泣かせる結末。

個人的には、どうせそうなるなら、最後の市中を引き回されるシーンは、二人とも笑顔で、もしくは逃亡や中傷などから解放された安堵の表情をしながらの演出の方が、観ている方も読後感はスッキリするような気がした。(両者を知る、昔の女中たちもそう言っていたわけだし…)

辛口なホイドでも高評価な映画なり
★★★★☆

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