2016年1月21日木曜日

落語でことわざ学習

今回のお勉強のネタ元は五代目古今亭志ん生師匠の「風呂敷」
意味は正当な方の意味だけを記す。(下げの方は各自想像されたし)

三界に家なし→三階に家なし
《「三界」は仏語で、欲界・色界・無色界、すなわち全世界のこと》女は幼少のときは親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子供に従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がない。

李下に冠を正さず→直に冠を被らず
《スモモの木の下で冠をかぶりなおそうとして手を上げると、実を盗むのかと疑われるから、そこでは直すべきではないという意の、古楽府「君子行」から》人から疑いをかけられるような行いは避けるべきであるということのたとえ。

瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず→おでんに靴を履かず
《古楽府「君子行」から》瓜を盗むのかと疑われるので、瓜畑では靴が脱げても履き直さない。疑いをかけられるような行いは避けよというたとえ。
cf.瓜田の履

貞女両夫(りようふ)に見(まみ)えず→貞女屏風に見えず
貞女は夫が死んだあとも再婚することはない。
cf.貞女は二夫(じふ・にふ)を並(なら)べず


※ちなみに、これだけは本家と意味は同じだったりする。

追伸
上記は↓の方からの情報を拝借しました。ありがとうございます。
http://d.hatena.ne.jp/yurubito/touch/20110626/1309081183




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