↓は19日付の読売新聞の編集手帳から…)
「怒りの葡萄(ぶどう)」などで知られる米国の作家ジョン・スタインベックは語ったという。
「天才とは、蝶(ちょう)を追っていつのまにか山頂に登っている少年である」
~晴山陽一さんの著書「すごい言葉」(文春新書)より
本題の方は野茂投手についての記述でしたが、僕はその前夜に「となりのトトロ」を観ていたので好奇心旺盛故にトトロと出会えた女の子を直ぐに想像しました。
昨今、子供に拠る想像も付かない事件が起きると、直ぐに親の「教育」が問題視されたりしますが、僕は「教育」なんて冒頭の様な少年を補助する程度、つまり子供の好奇心や向学心を養うのが先ず先決で、その結果彼等が自発的に学習する様になれば、後は彼等が躓いた時にだけ手を貸す程度で十分ではないかと思っています。
翻って今の状況を見てみれば…
確かに自由に野山を駆け巡れる自然環境・社会環境ではありませんが、それでも何をするにも安全の網が掛けられ過ぎている様な気がします。
また「しまジロー」や「アンパンマン」ばかりに頼り過ぎて価値観も一辺倒となり、彼らから向学心と自主性が育まれる効果があるようには思えません。
勿論、僕には子供がいないので実際がどうなのかは判りませんが、ただ僕自身、大の"TVっ子"だったのでこれだけは言えます。
「何となく「ポニョ」を観ただけでは、そんなに成長は期待できない」
まぁ強いて言えば答えが一つしかない学力試験には強くなるかもしれませんが、野茂投手に様な独特の発想が出来る人物になるのは多分難しいかと…
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