故に私から見れば、今の内閣の政策は、体幹を鍛えるアスリートというより、見た目の筋肉をこしらえるボディービルディングのように思えてならない。
或いは、霜降り高級和牛を作り上げるため、無理矢理美味しいモノを食べさせられているような感さえする。
もちろん、国民の多くが「見た目が良ければそれで良い」というのなら、もうどうしようもないのだが…
※以下は投稿文
国の骨格というのは国民一人一人であり、企業活動などはそこから産み出される副産物のようなものだと私は認識している。しかし時の内閣はそういうお考えではないらしい。国民の負担となる消費税は上げつつ法人税だけは下げたいようだ。これでは骨太どころか脂肪だけが増えるように思える。あるいは、先ずは企業を儲けさせてトリクルダウン効果を狙るおつもりならば時代錯誤も甚だしい。今のシステムでは企業の利潤はもっと税金の安い日本以外のどこかに流れる。少なくても日本の低所得者層までは潤わない。因みに私はもうこれ以上骨太になる必要はなく、老いを正面から見つめ、身の丈に合った暮らしをするべきだと思っている。人口減少も必然だと認め、それを前提に社会設計を見直す時期だとも。何も後進国のように安い商品や人件費で勝負する必要はない。フランスが高級バックやワインなどで成り立っているように、日本人にしか作れない高付加価値商品で勝負する手もある。いずれにしても私にとって今の「骨太方針」は「残業代なし」とする労働規制緩和と共に、グローバル企業を肥えさせるための策であり、且つ国民の骨を削る策としか思えない。
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