2015年8月13日木曜日

(投稿)何事も憲法の範囲内ですべき

安保法案に賛成する人は、中国や北朝鮮の脅威に対抗するためだと言う。法案には反対の私でもその理屈は理解できる。しかしだからと言って、それが憲法に違反しても良い理由にはならないこともご理解頂きたい。
たとえば急病人を自家用車で病院に搬送するしか手段がなくなった場合を仮定する。当然その場合でも道路交通法は守らなければならない。もし各々が救急車の真似をすれば道路が混乱してしまうからだ。
しかしながら安部首相は「急病人を搬送する際の信号無視はルール違反ではない(例外として許される)」とか、「どれが例外として許されるかは、その状況を総合的に判断して決める」などと説明し、さらには「その責任をとるのは私だ」とまで豪語している。
もしこの理屈が通用するなら、憲法どころか法律さえ不要となる。全ては安部首相が判断し、その責任を持てば解決するからだ。
私は、こんな屁理屈を真顔で説明する安部首相が滑稽に思えてならない。そして中国や北朝鮮への対抗心に燃える余り、その独裁政治まで真似する羽目になったのであれば、これほど皮肉なことはないとも思う。

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