この度「山の日」なる祝日が新たに制定されました。その趣旨に異論を挟むつもりはありません。ただ政府の真の狙いが国民の余暇を増やして経済を活発化させたいのなら、単発で臣民に骨休めを許可するのは甚だ時代錯誤であり、それよりも有給休暇を規定通り且つ連続してとれるよう雇用者に義務付ける方が有効だと私は訴えます。
たとえば週の真ん中にポツンと休みが一日あったとして一体何が出来るでしょう。せいぜい近場への観光や買い物位です。道路も交通機関も観光スポットも大混雑で、結局は寝て曜日の方が賢明と考えるでしょう。
ところが盆でも正月でもない時期に2週間(※下記の捕捉を参照)の連続休暇があったらどうでしょう。それこそ休暇の過ごし方は人の数だけ考えられます。ホテルも飛行機も平日料金、どこに行っても人でごった返すことはありません。
これは雇用者にとっても日々滞りなく業務を遂行できるので、国民の祝日で一斉に休まれるよりは実際は好都合なはずです。
もちろん私達にも同僚と休暇を調整し合い極力業務に支障がないよう配慮する必要があります。
それでもこの方が国と資本家と労働者が共にハッピーになれると私は思うのです。(もちろん非正規雇用の問題はまた別の次元ですが…)
※補足
年次有給休暇は1936年の国際労働機関(ILO)第52号条約[1]によって定められた。第54回総会で1970年6月24日に採択されたILO第132号条約[2]では、労働者の有給休暇は1年勤務につき3労働週(5日制なら15日、6日制なら18日)以上とされている。また、休暇は原則として継続したものでなければならず、事情により分割することができるが、その場合でも分割された一部は連続2労働週以上でなければならない。また、原則として放棄してはならないものとされている。
~以上はwikipediaより引用してます。
私が「2週間」としたのは上記によります。欧米ならもっと長い期間が認められているはずです。
ただ当然ながら日本は上記の条約には批准していないらしいです。
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