2015年7月1日水曜日

(投稿)謝罪拒否する無責任な宰相

もし自分の子供が悪戯をして他人に迷惑を掛けたとして、「私はその場にいないので子供に代わって謝ることはできない。」と言う親はまずいない。否、こんな世の中だからいるかもしれないが、一般にそういう人は常識ある社会人とはみなされない。

しかし先日安倍首相が自分の部下や知人の不適切発言に対し、前述と同様の弁明をし、未だにお詫びを拒絶している。子供の悪戯とは異なり、その経緯がはっきりしているにもかかわらずである。

もしこの言い訳が通用するなら、世の中は何でもありとなる。
畢竟、その当事者でなければ責任を負う必要はないのだから、先人が起こした戦争の被害者に謝る必要も、先人が押し付けられた憲法を遵守する必要もない。現在の問題である沖縄の米軍基地や福島の原発事故でさえ、誰かに責任を擦り付ければそれで済む。

これが、事あるごとに「責任者は私だ」と豪語する首相の本性だと私は推察する。
真に責任感のある人間なら、たやすくそんなことは言わないし、自分に非があると知れば直ぐに謝罪するはずだ。

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