2021年6月30日水曜日

オリンピックと紅白歌合戦

オリンピックの愚痴は尽きない。
前回はツールと五輪を対比したが、今回は五輪と紅白歌合戦の類似性を述べる。

★その1
多くの人々にとって、双方ともコンテンツ自体はいつ消滅しても全然困らない。
困るのはそれで儲けていた人々だ。
だから彼らは、鐘や太鼓を鳴らし、これでもかと言う位に騒ぐ。
そんなドンちゃん騒ぎに私達も惑わされ、ついつい気になって観てしまう。
そこで披露される「○○歌手のオッパイポロリ」事故や「○○選手の復活金メダル」速報に何となく浮足立ち、即座にスマホでその経緯を検索したり、翌日には知人とその話題で盛り上がる。
儲ける側としては、それで十分なのである。

★その2
紅白の歌と歌の合間の、ベタな三文芝居。
五輪の競技と競技の合間の、絶叫が売りの実況者と現役から天下りの知ったか振り解説者&ゲストタレントの床屋談義。
あれをイタいと思わないのは、(4)年に一度の茶番劇だからである。
あんな猿芝居を毎週観せられたら、たまったものではない(と思うのは私だけ?)。
まぁいずれにしろ、歌やスポーツを純粋に楽しみたいと思う人々は、ずっと前から音楽配信サービスや各種競技の専門チェンネルにシフトしている。
誰かに与えられたモノ(テレビはその代表格)で楽しむことに慣れきっている人々によって、これらのコンテンツは辛うじて生き残っているような、そんな気がする。

★その3
以下は五輪貴族の元祖とも言うべきクーベルタン伯爵の言葉である。
「人生で重要なのは、成功することではなく、努力することです。大切なのは、勝利したかどうかではなく、よく闘ったかどうかなのです」
※出所↓

如何にも、精神論好きの保守派や体育会系的マッチョ、昭和ノスタルジアの日本人が座右の銘にしたくなるような金言である(実際に、今ではこれが東京五輪を強行開催する大義名分になっているような…)。
まぁ確かに昭和の頃には「体格的に劣勢な日本人の、絶え間ない努力による金メダル」という図式があった(それも精神論の一つなのだが…)。
しかし現在はクールに世界で活躍する日本人アスリートが増えている(もちろん彼等も裏では絶え間ない努力はしているはずだが、その練習メソッドには科学的な裏付けがある。山下少年物語の頃とは次元が異なる)。
時代錯誤も甚だしい。
五輪は昭和と共に去り逝くべき存在だった
私は心からそう思っている。

その一方、紅白に関してはそこまでの大義はないにしても、「故郷に錦を飾る」という意味でプロ歌手にとっての大きな目標となっている。
それによって日本の音楽業界がガラパゴス化している現状にも一抹の不安を感じる(韓国人歌手がどんどんアメリカ進出しているのとは対照的である)。
それはたとえば某アイドル歌手の「(紅白出場によって)田舎のお祖父ちゃんに喜んで貰えたら光栄です」というコメントに如実に表われている。
紅白にはもうそれだけの存在価値しか残ってない
私は心からそう思っている。

2021年6月29日火曜日

ツール・ド・フランスとオリンピックの比較

いわゆるLe Tourが開幕した。
1stステージを観る限り、コロナ禍以前のお祭りムードが戻ったようで羨ましい限りだ。
有閑マダム達のおしゃべりはスルーで牛丼屋の一人酒がNGとか、科学的根拠の全くない自粛要請に明け暮れ、社会全体が閉塞状態の何処かの国とは雲泥の差である。

またこれだけの世界的イベントなのに、日本ではスポーツ紙でさえ報道されることはない。
ところが今年はOpi Omiおばさんが、朝のワイドショーでも取り上げられているらしいから
皮肉なものである。
いずれにせよ件のおばさんは、一日も早く警察に出頭し、然るべき罪を償って頂きたい。
※「むしろ警察に出頭したほうが安全。そうしないと血の気が多いファンからボッコにされるゾ」と誰かがtweetしていたが正しくその通りだと思う。

閑話休題…

ツールは、オリンピックやFIFAワールドカップと並び、世界三大スポーツイベントと称されることもある。
人によってはツールの代わりにラグビーWCやスーパーボウルを挙げるので、三大イベントの定義は定かではない。
しかし東京五輪の招致から今日現在までのすったもんだを見て、寧ろオリンピックこそ、その座に相応しくないと思うようになった。
以下にその私見を述べる。

★その1
ツール(サッカーやスーパーボウルはそれ以上だが)はファンの熱狂ぶりが凄いし、主催者側も彼らを蔑ろにすることはない(というか出来ない)。
ファンと選手が一番で、主催者は(少なくても見た目上は)裏方に徹している。
ところがオリンピックは、その図式が全く逆であることが今回のドタバタ劇で露呈した。
イベントはIOCと各国首脳、協賛企業などのお偉方の見世物であり、選手は客寄せパンダ、観客に至ってはエキストラ扱いである。
今回、そんな現実を気付かせてくれた関係者各位には感謝すべきかもしれない。

★その2
ツールには、わざとらしい「感動を有難う」的な演出は一切必要ない。
絶叫する実況者や、知ったか振りの解説者も邪魔なだけだ。
3週間走り続ける有りの儘を見るだけで十分にその凄さを実感できるし、個人的にはフランスの田園風景や古い町並み、お城や教会建築を観ているだけでも十分に楽しい(あっという間に4時間くらい過ぎている)。
※序に言えば、ツールは選手にコンドームを配布する必要もない。と言うかそんな余裕もない。

★その3
自転車競技そのものは至ってシンプルで、畢竟、舗装道路があればそれで良い(時にはわざと石畳の道を走らせたりはするが…)。
ところがオリンピックは競技場だけでなく選手の宿泊施設まで建てなければならない。
その金額は莫大なものとなるし、その利権に群がるハイエナ達も多い。
当初は「コンパクトな大会なので費用は多く見積もっても8千億円」と言っていたが、今ではそれが軽く3兆円を超えると言う。
その責任は曖昧なまま、メディアも某を追求することなく、結局そのツケは都民を始めとする国民が払う。
現状は開催云々や観客数云々で喧々囂々しているが、僭越ながら都民の方々はこういう根本的な所で憤怒すべきだと思う。

★その4
フランスの子供たちにとって、ツールの選手たちは身近なスーパーヒーローである。
自分たちが普段遊んでいる自宅前の道路を、自動車と同じ位の速さで駆け抜けていくのだから、それは圧巻だろう。
しかし今のオリンピック選手に、その役割が出来るかというと甚だ疑問である。
彼らを非難する訳ではないが、彼らの殆どはスポンサーの広告塔と化している。
「応援よろしくお願いします」とテレビ画面を通して言われても、子供たちには実感が沸かないはずだ。
ましてや自分たちの運動会や遠足が軒並み中止されているのに、そんな大人達の見世物を見て感動する訳がない。
にもかかわらず時の宰相は「子供たちに夢と感動を与えられる(だから是が非でも開催しなければ)」と豪語する。
「バカも休み休み言え」である。

えにぃうぇい

今後もし電動アシスト自転車が主流になったとしても、ツール・ド・フランスをはじめとするロードレースはなくならないだろうと私は考えている。
CDや電子書籍が普及しても、レコード盤や紙の書籍の存在価値はなくならないのと同じ理屈である。
しかし、中国や新興国の国威発揚にしか用いられることのなくなったオリンピックに、その存在意義はもうない。
唯一、オリンピックでしか注目されることのないマイナー競技の普及という名目はある。
ただそんな方々には申し訳ないが、やはりこれ以上五輪貴族たちをのさばらせておくべきではないとも思う。

愚痴は尽きないので、この辺で…


2021年6月27日日曜日

杖も方便

正直に言えば、膝の痛みが少ない時は、杖なしでも歩けるようになった。
それでも外出時はなるべく杖を持参するようにしている。
その理由を以下に説明しませふ。

まず杖無しでビッコ(※追伸参照)で歩いていると周囲からは奇異な目で見られる。
まぁホイド(≒奇人)と自認するのでそう思われるのは全然構わない、寧ろ光栄である。

しかし「大丈夫ですか?」などと声を掛けてくださる方々が以外と多い。
恐らく「その辺で脚を挫いたのかな?」と思われるのか、或いは私のビッコが余りにも大袈裟過ぎて声を掛けずにはいられないのかもしれない。

つまり杖さえ持っていれば、それ相応の身障者とみなされ、声を掛けてくださる篤志家の方々にも変な誤解を与えないで済むというのが一番の理由なり。

まぁもちろん、大名行列のように道を譲ってくれたり、高級ホテルのようにドアを開けてくれたりされるのは悪い気持ちではない。
しかしそれを逆手に取って、そんな皆々様の好意に甘えている訳では決してないことはどうかご理解頂きたい。

追伸
「ビッコ」という表現に気を悪くされた方がいらっしゃったなら深くお詫び申し上げる。
ただこれは、あくまでも私個人の現状を表現したものであり、この語感が非常に気に入っているので敢えて使用している。全く他意はないので悪しからず御了承ください。

2021年6月25日金曜日

「アタック25」放送終了

私のトライアスロン以外の趣味の一つにクイズがある。
※出世や金儲けのための知識は全然ないが、どうでも良いような事柄だけは頭にこびり付いている。

表題の番組にも一度参加したことがある。
※その際の一連の記事↓

願わくはもう一度出てみたかった。
※前回はアスリート大会だったので、出題がスポーツ系に偏り本領を発揮できなかった。

えにぃうぇい

これでまた一つ、生きている目的の一つを失った…。
諸行無常なり





2021年6月23日水曜日

ロードバイクをショートクランク化するべきか…

※はじめに、以下は膝関節が十分に曲がらない場合でもロードバイクに乗れるようにするための記事であり、レース志向のパワーやケイデンスの向上を狙ったモノでは全くありません。

膝の曲げ伸ばしは殆ど改善していないが、改造ママチャリでのポタリングには大分慣れた。
※改造ママチャリについては↓参照
現状は平均15km/h位だが、山岳以外なら何処まででもイケそうな気がする(本音は、そのまま天国まで逝ってしまいたい)。
しかしこのバイクで何処までもイってしまうとトラブった時に…になる(クドいが、本音は中途半端にトラブるなら、そのまま天国にいきたい)。
※まぁ健常者で家族や友人がいる方ならトラブっても色んな解決策はあるだろうが、私は身体障碍者(申請はしていないが下肢4級程度)で、且つ家族とは絶縁状態、友達は猫しかいない(猫は私を友とは思っていないだろうが)。
一応ライド中は、以前からは想像もつかない位に細心の注意を払っている(往来の全くない田舎の赤信号でも遵守する位だ)が、それでもパンクだけは避けられない。

そこで考えたのが元気な頃に乗っていた街乗りロードバイクのショートクランク化である。
これならパンクしても直ぐに対処できる(まぁママチャリでもできないことはないが…)。
ましてや自動車で搬送してもらうしかないような状況になっても軽自動車にだって積載可能だ。
それにロードバイクなら巡航スピードも上がるだろうし、もしかしたら緩めの山岳コースもイケるかもしれない(正直、もう街中&河川敷ポタは飽き飽きなり)。

えにぃうぇい

今の膝の曲がり具合では、クランク長は150mm以下が必須。
街乗りロードのBBは最も融通の利かないオクタリンク。
おまけにケチで無職の身障者なので極力金はかけられない。

これだけの条件をクリアする解決策はあるのか…

現状では、BBをスクエアに替え(確か在庫はあったはず)、AliExpressのバッタ品かヤフオクの希少品を探すのが最も無難かな。

以上、これからアレコレ物色してみる予定ですが、何か良い案があれば御教示のほどお願い申し上げます。

追伸
BBを圧入式にしてROTORなどの先鋭品を買う選択肢は、今のところ健常者に戻れる確証がないので除外します。






2021年6月21日月曜日

退院から半年過ぎたが…

未だに長い距離は歩けない。
座っていても時折起こる激痛は、折角上向いた気持ちをも萎えさせる。
夜中に痛みで目を覚まし、そのまま朝までボーっとなんて日は数えきれない。
そんな自分が不甲斐なく、涙がこぼれたことも何度かあった。

この激痛からさえ解放されれば、今後一生走れなくても良いという交換条件を悪魔に提示しているのだが、彼からの返事はまだない。
「もっと苦しめ」ということか、「もう少しの辛抱だ」ということか…

半月板 擦れる今宵は 夏至の月

2021年6月19日土曜日

五輪開催のためなら…

矢継ぎ早 五輪ありきの 緩和策

緩和策 五輪良ければ 全て良し

2021年6月17日木曜日

マルティン・ニーメラーにあやかり…

※以下は先月、全国紙Aに投稿したものの、例のごとく没になった拙文なり。

 彼らが最初復興五輪と称したとき私は声をあげなかった。私は被災者ではなかったから。彼らが女性やボランティアを軽視したとき私は声をあげなかった。私は女性でもボランティアでもなかったから。彼らが看護師の派遣を要請したとき私は声をあげなかった。私は看護師でも患者でもなかったから。

そして彼らが国民の犠牲を強いてでも五輪を強行すると発言したとき…。

 右記は反ナチ運動指導者だったマルティン・ニーメラーの警句をなぞらえたものである。振り返れば右記以外にも、新国立競技場の建設費を巡る杜撰などんぶり勘定や、招致に絡む贈収賄疑惑が発覚したときなど、私たちが声をあげる機会はあった。しかし多くの人は自分には関係ない、或いは声をあげても無駄だとされ現在に至る。

 彼らは当初、開催費用は多く見積もっても八千億円と豪語していた。それが今では軽く三兆円は超えるという。その責任は曖昧なまま、負担だけが私たちに重くのしかかる。それでも自分には関係ないのだろうか。

 また彼らは既に甘い蜜を吸い尽くしているので、本音は五輪がどうなろうと関係ない。今はほとぼりが冷めるのを待ち、大阪万博やカジノ誘致で再び儲けようと企んでいる。それらを阻止することは今なら可能だと私は思うが、それも無駄なのだろうか。

2021年6月15日火曜日

youtube考

最近は猫も杓子もyoutube。
ただ、画像一枚を貼り付けて注釈文を付ければ済むような小ネタモノさえ、わざわざyoutubeにするのはやめて頂きたい。

つまりブログ形式であれば、欲しかったネタのところだけ参照すればよかったのに、youtubeだと、○○チャンネルのタイトルから始まって作者の挨拶などから観なければならない。
それでもまだ、しゃべりの上手い人、ルックスの良い人、タイトルやBGMなど作りが凝っているものなら我慢できるのだが、そうでないものも…。そしてそういう人に限って勘違いしていることが多いにょろ…

2021年6月10日木曜日

討論の答弁自体クエスチョン

日本の党首討論は英国議会のクエスチョン・タイムを参考にしている。

2021年6月7日月曜日

靴供養

 


雪道用、クロカン用、決戦用、室内履き、etc…

これまでは何時でも出動できるように三和土に脱ぎ散らかしたままだったが、気持ちを切り替えるため、一旦は新聞紙に包んで段ボール箱にしまうことにした。

もちろん復活は未だ諦めていない。