去年の今頃はやりたいことは何も出来ず、ただ布団の中でいじけていただけなので、それに比べれば随分と飛躍できた一年だと思う。根が偏屈者なので骨折前から正月らしいことは何一つしなかったが、やはり「やりたくないからしない」のと、「やりたくても出来ない」では全然違う。
たとえば自分の足で自分の好きな食材を買ってきて、自分で調理して自分の手で食べられる自由は、他人のお世話になって、他人にもてなされたものを食べるしかなかった去年の屈辱を知ってからはより一層実感できた。↑の画像も業務スーパーから買ったモノをテキトーに鍋にブッ込んだだけだが、私には高級おせち料理などよりも断然ご馳走に思える(まぁ糖尿病食とプチ断食に慣れ、巷の味の濃い食べ物には全然食指が動かなくなったからでもあるのだが…)。
えにぃうぇい
5月にはママチャリのクランクを取り換えてその辺を散歩できるようになり、7月にはロードバイクで山形の繁華街まで行けるようになった。9月からはフードデリバリー(原付)でそれなりに稼げるようになったし、10月からはスイミングスクールで子供たちに水泳を教えることもできた。つまり表面上は普通の人と同じような暮らしが出来るようになった。
しかし私は普通の人が望むことには全然興味がない。特別高価なモノを所有したり、絶品グルメを食べ歩きたいとはあまり思わない。私はただ死ぬ直前まで自分の足で走り続けたいだけである。走る恰好はビッコでも構わないし、走るペースは歩くのと変わらなくても良い。ただ、長い時間と距離を一定のペースで走り続けられる身体機能があればそれだけで十分である。今でも夢の中では普通に走っている自分がいる。そんな初夢を元旦には見てみたいし、来年中には現実になることを願って2021年は締めてみる。
Happy holidays!
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