所謂普通のマラソンランナーにとっては全然過去の話かもしれないが、ふと「今年の仙台ハーフは?」と思い出し、チョッとだけググった感想を今更ながら以下に記す。
偏屈者な視点から見れば5月に催されるマラソン大会のエントリー受付を何故前年10月から始めるのかが???ではあるが、それは東京マラソンを始めとする異常なまでのフィーバー振りに歩調を合わせたモノだとすれば納得は出来る。
しかし何故、コチラの大会に関しては定員割れが起こり2次募集まで行う羽目になったのだろう…?
チョッとだけ皮肉を言えば…
本大会は元々、陸連登録し且つその公認大会でハーフ1時間40分以内で完走した者のみが参加を許される、所謂ランシャツランパンを正装とする由緒正しい大会だった。
そんな雰囲気を知るランスカ女子やコンプレッションスーツを被る男子は恐れ多いと敬遠した。
或いは逆に、掌を返したように大会組織がそんなランスカ&CWXランナーを受け入れることにした翻りを軽蔑しての参加拒否なのかも…
閑話休題…
とにかく「復興元年に仙台で催される初のシティーマラソンであるから自ずと全国各地から参加者は集まってきても良いのに…」と思いながら大会公式HPを見てチョッと気付いたことがある。
それは「震災復興」とか「絆」をキーワードにして参加者を募るような、所謂現在最も主流である「震災商売」をしていないことだった。
「絆、きずな」と叫ぶことにやや辟易している皮肉屋の私でも、もう少しは「復興」を前に出しても良いのでは思う位のHPなんである。
しかし、よ~く考えると…
それは仙台の人がとても正直である証とも言えるかもしれない。
何故なら、沿岸部の人々の被害をまざまざと見ている手前、そんなに被害のなかった内陸部に住む人々が「絆」とかを餌にして全国から参加者を募ることに負い目を感じているのではなかろうかと思ったからである。
「参加費の一部は被災地への義捐金として寄付します」
そんな謳い文句で参加者を増やそうと企むのは、震災の現実を知らない人だけである。
勿論その「一部」の割合がどれ位かで、その所作は変わってくるけれども…
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