2014年10月14日火曜日

もし世界は縮小するしかないとしたら

 人口減少や経済縮小は自然な流れである。女性や若者が敢えて結婚しなかったりほど好い暮らしで満足できるライフスタイルを模索しているのも、その流れを感じ取っているだけなのかもしれない。なのになぜ国やメディアはそれらを問題視し「産めよ増やせよ」と囃し立てるだけなのだろうか。たとえ世界が拡大するのだとしても、そうならない時のB案を提示するのが未来の危機を回避する最低限の責務だと私は思う。
 たとえばフランスの人口は約6千6百万、国民一人当たりのGDPも経済成長率も日本より下位だが、未来への不安や焦りは余り感じられない。それはなぜなのか。たとえばフランスにはワインや高級バックなどブランド力で他を圧倒する商品が多数ある。因みにカマンベール村の人口は約200人(※)だが、それでも世界中と商いをしている。日本にもそんな宝を秘めた村は多数ある。日本再生のヒントだってきっと眠っているはずだ。なのになぜ地方創生などという安易なバラマキ政策、それもその資金源(つまり借金)を未来の子供達に負わせることしか考えられないのだろうか。御上がそんなお粗末な状況だから、世の女性も安心して子供を産み未来を託すことができないのだと、その中枢にいる方々には一刻も早く気付いて頂きたい。

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