東京五輪開会式の日を、当日予想される大混雑を避ける理由で祝日にする法案が審議されていることを知り私は唖然とした。
まず国民の理解さえあれば、都心に入る人や物を制限することはそれほど困難なことではない。
規模こそ異なるが、東京マラソンでも沿道の企業、商店、住民はそれぞれ柔軟に対応している。
ましてやオリンピックの開会式だ。
誰もがその協力は惜しまないだろうし、こう言っては何だが日本全体が開店休業状態になると予想される。
なのに政治家の先生やお役人は、自分らが音頭をとってあげないとダメだと考えているのだ。
あまりにも国民を愚弄し過ぎである。
そしてこの際だから言わせてもらうが、そんなたった一日の祝日を国会で議論する暇があるなら、会社員が有給休暇をまとめて取れる仕組みを工夫して頂きたい。
その方が道路や観光地が車や人で溢れかえることはなくなるし、私たちも閑散期を狙った長期休暇を満喫できる。企業側も操業を一斉休止せずに済むので寧ろ好都合のはずだ。
そしてその方が、週の真ん中にポツンと祝日があるより経済活動が活発化し景気も上向くに違いない。
まぁ祝日を御上からの賜り物としか考えられない方々には理解できない発想かもしれないが…
※朝日新聞
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