山形新聞、2014年4月22日付投稿に採用
↓が原文
13日付本紙で「置賜自給圏」なる構想があることを知り、さすが「為せば成る」の精神が今なお息衝く方々の発想だと感嘆した。私はこれを県の構想として拡大する旨を提案したい。
石油は近い将来枯渇する。それは大地震のような確率の問題ではなく必ず来る難局である。しかし人間は不都合なことは考えたがらないらしい。だから私達が今から率先して石油なき後の社会システムを考案・構築し「自給自足」県としてその先駆性を世間に訴えようという主旨である。因みに「卒原発」の回答にもなる。
幸い我が県は食糧自給率は100%超なので食糧の心配はない。また持ち家率・敷地率も高いので各家庭で自家発電を設置したり、庭で野菜を自給するのも比較的容易である。自家発電などは県の補助促進策が必要になるかもしれないが、自転車通勤に挑戦したり、家庭菜園を親子で楽しむレジャーと捉えたり、薪ストーブで家族の団らんを演出したりと個々人の発想の転換やちょっとした費用で楽しみながら石油依存を減らすことも十分に可能だ。
もしこの試みが功を奏し「山形県は食糧も空気も水も潤沢で美味しい。県民も当然のようにエコな暮らしを実践している。そして石油への依存度が極めて低い」と周知されれば、県や自治体が移住促進の宣伝などせずとも、日本中から移住者が押し寄せてくるのではないだろうか。
最後に改めて申し上げる。何事も「為さねば成らぬ」のである。
…
私見では「卒原発」はあくまでも"こじつけ"だった。
さくらんぼの被りもので仮装デビューした我が町出身の知事へのオマージュでもあった。
※因みに一連の「被りもの」に対する私の本音はコチラ↓
http://vegetus.blog105.fc2.com/blog-entry-972.html
表題(ヘッドライン)を付けたり、ちょっと改稿しただけで結構ニュアンスが変わるものだと、(個人的には)改めて驚愕した次第である。
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