2014年4月11日金曜日

(投稿)憲法解釈そのものの是非

時の内閣が集団的自衛権を憲法解釈変更で合憲にしようしている。そんな中で、自衛権云々については様々な議論がなされているが、憲法を様々に解釈すること自体については指摘される方が少ないようなのでこの場を借りて申し上げたい。

恐らく自衛権容認派の方々も心中では「違憲かもしれない」と認識している。だから自分の正当性を訴えるためにいろんな説明をしている。違憲と思っていないなら、そんな説明をする必要はないからだ。

仮にも我が国は立憲主義の国である。為政者は誰よりも憲法を遵守する義務がある。まずは9条に抵触せずに国の安全保障をどう確保するかを議論すべきであり、その結果どうしても自衛隊の活動範囲を拡大させるしかないという結論に達したときに、そこで憲法改正を国民に訴えるのが筋ではないだろうか。そしてもちろん、その是非を判断するのは為政者ではなく国民である。

こんな至極当然なことをなぜ多くの人々は気付かない、あるいは気付いていても声高に主張しないのだろうか。私はそんな現状が非常に空しく、そして将来が怖くて仕方がない。

0 件のコメント:

コメントを投稿