2017年7月23日日曜日

クリス・フルームに対するフランス人のブーイング

ツール・ド・フランス2017年の第20ステージ、個人TTでのこと。

スタート前のクリス・フルーム(英国人)に対し、場内(フランス)からは物凄いブーイング。
これに対し日本人からは酷過ぎるというツィートが目立ったが私は全然そうは思わない。フランスとイギリスは過去に何度もすったもんだがあるのだから、あれはあれで素直な感情表現だと思う。そして私たち日本人が見習うべきだと思ったのがその後の表彰式である。競技中はあれだけブーイングの声が大きかったのに、表彰式では賞賛する声の方が大きかった(中継する側の演出かもしれないが…)。競技が終わればノーサイドであり、たとえ勝ったのが他国の選手だとしても、勝者に対する尊敬はきちんと果たしているのである。

えにぃうぇい…

これを日本、中国、韓国の今の情勢と比較してみる。
たとえば日本で三国で競い合うような何等かの大会があり、中国の選手が優勝したとする。恐らく日本人の観客は先述したようなブーイングは浴びせかけないが、かと言って優勝者の栄誉を心から称えるようなこともまずない。翌日の新聞は僅差で敗れた日本人選手の感想がまず一番に記載されるだろう。それがイケないと私は思う。
歴史的に考えれば、日本、中国、韓国の間にあるシコリは絶対に拭い去れない。否、人間のアホさを象徴する証として絶対に拭い去ってはいけない。シコリを前提にして、それでも私たちは彼らと大いに競い合うべきである。競技中はそれこそ乱闘騒ぎになる位までヒートアップしても構わない。しかしいざ競技が終われば互いの健闘を称え合う。
シコリは絶対になくならないが、それ以上に友情が勝れば東アジア外交はかなりうまくいく。
日本と中国と韓国が手を組めば、アメリカだってEUだって脅威に思う。アメリカが日本を子分にして手放さないのはそう理由からなんだと、日本のマスコミは絶対に報道しない。そんなことを言ったら、直ぐに潰されるからね

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