2023年1月2日月曜日

続・紅白歌合戦考

個人的には、紅白のみならず、一方向だけのテレビ番組そのものがオワコンだと思っている。
それでも、茶の間にテレビがないとどうしても落ち着かない中毒症的な人や、帰宅したら取り敢えずテレビを付けてしまうパブロフの犬的条件反射の人は未だ少なからずいるようだ。
そして、そういう人々にとっては、紅白歌合戦というのは特別なコンテンツらしい。

そこでそのような方々のためにも、新しい形の紅白歌合戦を提案したい。
と言っても別に難しいことではなく、NHKは折角いくつものチャンネルを有しているのだから、それぞれのチェンネルの特色に沿ったジャンル毎の紅白歌合戦を別個に催すだけである。

たとえば…

①総合テレビ:昭和歌謡を中心に、今でも全世代に支持される往年の歌手。
②サブチャンネル:①とは一線を画す、ニューミュージックやJ-poo(ざっくりと言えば、ザ・ベストテンの出演を忌避していたようなミュージシャン)
③教育テレビ:クラシック&器楽
④BS(現状いくつあるのか不明なので…):ヒップホップ、ジャズ&フュージョン、アイドルetc…、チャンネルの数だけ視聴者の志向にそったコアな番組作りに心がける。

ちなみにいずれの番組も歌とパフォーマンスだけを披露し、紅白だから許されるようなくだらない余興は一切なし(と言うか、あれだけは即刻止めて欲しい)。
日本野鳥の会の出番(今はあるかどうか分からないが…)も要らないな。
と言うか多様性が叫ばれる現状で、紅白に色分けすること自体無理がある。

えにぃうぇい…

視聴率やスポンサーの意向を一切気にすることなく、視聴者の好みに応じたプログラムを提供するのが公共放送の強みであり、また努めでもある。巷のサブスクに比べればべらぼうに高い受信料を支払っているのに、孫の学芸会みたいな舞踊を無理矢理見せられる御老輩の遣る瀬無い気持ちを、果たしてNHKは考えたことがあるのだろうか…???

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