2020年12月11日金曜日

防災ヘリに救助される

※お詫びと訂正
これまで本稿では「ドクターヘリコプター」と記していましたが、正しくは「消防防災航空隊」のヘリコプターでした。
両関係者各位はじめ皆様には深くお詫び申し上げます。

今回は、一般の人はまず頼る機会のないであろう、消防防災航空隊のヘリコプターの話を中心に...。
まずはその公共サービス↓

前述のように私達はすぐに発見されたが、隊員は直ぐには降臨(←神様のように敢えてこう表現)せず、しばらくは上空で旋回していた。
恐らく、周囲の地理的状況とか救出方法の安全確認とかをしていたのだろう(こちらの本音は「早くこの激痛をなんとかして」だったが...)。

その後一人の隊員がロープ伝いに降臨して私のケガの状況を検分し、私がその隊員に抱っこして引き上げてもらうことになった(のだと思う)。

はぅえばぁ~

前述とおり「これで激痛から解放される...」と思っていたのだが、隊員の方は私を吊り上げる準備だけで、骨折部分を固定するような処置はしてくれない(私はてっきり、映画やテレビでよく見る空気式の固定具を付けてくれると思っていたのダ...)。

結局は、地面から空中に持ち上げられる時と、ヘリの床面に乗り移る時に遠慮なく絶叫させていただいた。

ついでにもうひとつ...

ヘリの中には救急車にすぐ載せられるような担架もなく、床面に直接寝かせられたが、ここでも固定具をつけてくれることはなかったので、その後ヘリから救急車に乗り移る時と、病院の診察台に乗り移る時にも遠慮なく絶叫させていただいた(全ては私の不注意によって多くの人にご迷惑をお掛けした結果であることは重々承知しているつもりデス)。

閑話休題...

ヘリにはパイロットも含め6人が登場していた(操縦士と副操縦士、左右に二人ずつ)。
最初は「私一人のために...」と思ったが、山中を捜索しなければならない可能性なども考えると、それくらいは必要人数なのかとも思ったし、「このチャーター代は高くつくだろうな...」と、内心ゾッとした。
※この件については最後に補足する。

えにぃうぇい

まぁこれで(ヘリが墜落しない限り)最低でも死ぬことはないと思うと心にも多少の余裕が芽生え、窓越しの景色やパイロットが操縦する姿を眺めることもできた。
「これを動画投稿したら1000人位の閲覧者は一気に獲得できるかな?」とも思ったが、さすがの私でもそれは不謹慎だと悔い改めた。

その後、窓越しに見慣れた風景が見え、私の母校近くの公園に着陸すると告げられた。
そこには救急車が待機していて、そこから最寄りの総合病院に搬送されるらしい。
ちなみに、その過程でもしばしのタイムラグ(事務的な書類を渡すなど)があったが、それはそれだけ私のケガは緊急を要するものではないからだろうとたかをくくっていた。

最後にヘリを降りる時、隊員の方々に寝たままながらも最上級の敬意を込めて感謝の意を表す。
もちろんその直後(担架に乗り移る時)、最高級の絶叫を付け加えたのは前述のとおり。

追伸
事故から2ヶ月経過した現時点では、県などからの費用請求は来ていない。
このたびの件以来、何かあった場合の公共機関の有り難さに感服しきりなり。



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