2020年12月19日土曜日

デブリードマン手術

 デブをリードする男ではない。デブリ(塵)の方である。
ちなみに私も入院直前はデブになりかけたが、病院の規則正しい食事と糖尿病の治療も並行したためBMIは20.6まで落ちた。まぁそのぶん筋肉もかなり落ち、トライアスロンをしていた男には全く見えない状態でもあるのだが...。

閑話休題...

大まかに言えば化膿部の除去手術(詳しく知りたい方は↓参照)

手術日は2020年11月6日
私の場合は(メスも入れたかもしれなが)メインは高圧水流だった(と思う)。
麻酔は前回と同じ下半身のみで、尿道に管を刺され嫌~な気分になる。
手術は主治医とM先生の二人で進められ、最後の方で院長先生に立ち会っていただいた。
時間もトータルで約3時間なので前回よりはストレスもなかった。
ただやはり、骨折の開放部を更に切開し(結果は約10針に広がる)、また前回の手術でプレートを埋め込むために切開した部分(約30針)を再切開しなければならないのが悔しかった。
さらには、再度化膿した場合に備えて膝関節などに3本のドレーン(管)が埋め込まれ、その受け皿として手押しポンプで体内の膿を吸い出す容器を背負う羽目になった(容器は弁当箱位の大きさなので、実際は背負うというより肩に掛ける形)。
つまりベッドから離れる時はこの3つも携行しなければならず、その後の約2週間は今まで生きてきた中で一番不自由だった。
特にトイレについては看護師さんに「小便は尿道から管、大便は簡易トイレ」と言われたが、それだけは断固拒否した。
※結局、小便は尿瓶、大便は移動時のみ看護師立ち会いという話でまとまったが、その前後から私の理屈っぽくて頑強な性格が発揮され、多くの看護師さんを困らせることになった(海より深く反省)。

ただ、術後の痛みは前回ほどは長引かずに済んだのが唯一の救いで、最初の数時間は傷口の焼けるような痛みで喘ぎ声と寝返りを終始繰り返さないとダメだったが、早々に筋肉注射をしてもらったら間もなく眠りに就くことができた。
今から振り返ると「今まで生きてきた中で二番目に痛い夜」ではあったが、「人生の苦しさ」という観点から言えば、初恋に破れた時よりもマシな気がする(今回はオチがなく悪しからず...)。




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