2020年12月24日木曜日

退院して分る病院の有難さ

入院生活最後の2週間は看護師さんの手を借りることは殆どなかった。
血糖値も自分で計っていたし、その値を自分でナースセンターまで報告しに行くことさえあった。
なので、退院しても困ることは左程ないと高をくくっていたのだが…
入院時は↑のような余裕もあった…


いざ退院してみて病院が一番有難く感じたのはトイレの隅まで暖かい住環境だった。
ちなみに私は入院中は半袖半ズボンで過ごした時もある位の暑がりなのだが、自宅に戻ってからはフリースを2枚重ね着をしたり、就寝中はミイラ型シェラフを持ち出すなど創意工夫している。
また入院中は起床後に電気ケトルで沸かしたコーヒーを飲みながらマッタリと超音波治療をしていたが、今ではようやく部屋中が暖まりだした昼頃に泣く泣くズボンを下げているような状況である。
さらには自分でメニューやご飯の量を選べない不自由さを感じていた食事も、母や義姉に頼らざるをえない気まずさと窮屈さのため、違った意味で不自由さを感じている。

映画「ショーシャンクの空」で、出所後の生活に馴染めず、寧ろ刑務所の方が居心地が良いと感じたレッド(モーガン・フリーマン)の気持ちがちょっとだけ理解できた。

追伸
退院後の一番の念願だった猫との暮らしだが、さすがに2ヶ月以上も疎遠だと完全には慣れてくれず、たとえば折角ソファーで隣に寝そべっていても、私が松葉杖を持ち出そうとしただけで即座に隣の部屋に逃げ去ってしまうような状態なり。
せめてもの救いは、就寝中は一緒に寝て湯たんぽ代わりになってくれることかな…。

0 件のコメント:

コメントを投稿