自転車ならそれなりに詳しいビッコ。
自転車は日々メンテナンスに努めていれば、自走不可能になることはまずない。
※因みにフロントフォークが折れて、自走不可能になった事例が↓
ところが、スーパーカブになると話は別である。
一応タイヤ交換位までならできるようになったが、何の工具も持たない出先でのトラブルは成す術がない(と言うか、どのレベルまで車載工具を持つかの判断が付かず、蔑ろにしている状況)。
ただ巷では頑丈が売りのスーパーカブ(実際は、カブは壊れないのではなく、壊れても走るらしい)であり、ぶっちゃけ私もメカトラブルが起きるとは考えていなかった。
想定外のことは全く考えない、何処かの国の行政スタンスと同じ発想である。
英米に宣戦布告したり原発がメルトダウンしても、まだ国として生き残っているのは、ただ単にラッキーなだけだと私は思うのだが…。
閑話休題
事の発端は、配達中に慌てて無理なギアチェンジをしたせいだった。
チェーンがギヤに喰っていないような感じだが、異音と異臭がするにも関わらず動くことは動くので、何とか配達中のモノだけは完了させ(目的地がすぐ近くだったのは不幸中の幸い)、その後に実況見分をした。
結果は後輪が、力を入れないと回らない状態…orz。
これがギアボックスの方だったら手の付けようがないが、今回は後輪付随のスプロケットの気がしたので、チェーンカバーを強引に剥がしてみたら普通に開いた(まぁこれにも伏線があり、前回のタイヤ交換の際にチェーンカバーを留めるボルトの一つがバカネジになり、カバーが暴れない程度に喰いピンを差し込んだだけなのと、プラスチックのフニャフニャカバーが奏功した)。
そしてトラブルの原因は、チェーンが半分だけ外側にズレていると判明(18時で薄暗くなっていたし、写真を撮る余裕もなかった…)。
結果的には自転車ほど簡単にはいかなかったが、足でチェーンを強引に押し込みながらスロットルを廻して何とか復活することができた(足の爪先がチェーンとスプロケに挟まれ、超痛い思いもしたが…)。
これは本当にラッキーというしかない。
実は最近、チェーンの弛みが気にはなっていたのだが、面倒くさくて放置していた。
ロードバイクでいつもやっている、所謂放置プレイである。
しかしロードバイクなら、最悪な場合でもタクシーのトランクに乗せて自宅まで帰ることもできるが、カブだとそうはいかない。
住宅街だったので近所にバイク屋がある可能性は低く、時間も18時だったので、上記でクリア出来なかったら、この日はバイクは置き去りにして帰宅し、翌日にバイク屋と一緒に引き上げに行って、修理代だけでなく高額な出張費用まで請求されたはず。
それが実際は、その後もデリバリーを数件こなし、自走で自宅まで帰宅できたのである。
去年が散々だったので、その分、神様が味方してくれたのかな…
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