2016年10月27日木曜日

(読書)マチネの終わりに

「日蝕」以来二十数年(?)振りの平野作品。

物語とは別に、語尾が「た」や「だった」ばかり連続するのがどうしても気になった。
あと、三谷が洋子に送った携帯メールが異様に長過ぎるのと、そうするに至った経緯やその後の葛藤と発露までの過程を三谷の視点でもう少し詳述しても良い気がしたが、ケチを付けるとすればこれ位。
大人の恋愛模様をセックス描写抜きでも不自然なく仕上げられる巧さはさすが。物語を通して著者が訴えるテーマも自分なりに受け止められたし、読後は久々に"純文学"なるものを読んだ感がした。

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