2009年10月23日(金) 晴れ
☆行程
(5:45)道の駅「みま」(発)→(6:30)42番「佛木寺(ぶつもくじ)」→(?)43番「明石寺(めいせきじ※あげいしじ)」→(17:10):十夜ヶ橋永徳寺、御野宿大師堂(泊)
☆距離
約39.2km/8h03'49"
☆費用
食費:¥1,067 お酒:¥1,080 その他(ガーミンのガラス保護フィルム):¥105
合計:¥2,252
今朝の出発風景
夜明けの遅さと朝の冷え込みは、風邪を引いた頃よりも更に深みを増していた様に思う
朝の面白い風景
その正体→
標高は400mにも満たない(予想)場所だったので、最初に山の陰から見えた時は湖畔だと勘違いしていたのだが…
閑話休題…
今回の旅では、スティーブ&クレアやO村さんとの度重なる再会や、御接待を授けて下さった方がトライアスロン愛好者だったり、はたまたそのお父さんが山形出身だったりと、つくづく「縁」というモノを魅せ付けられた感がしたが、その中の御一人が、この日に出遭ったHさんという女性だった
実は彼女、僕と同様に数年前からベジタリアンになり、その後益々オーガニックなモノに傾倒、近い将来には自給自足的な暮らしを始めるそうである。
(でしたっけ…?)
尚且つ…
今回の旅の中で健脚と自負する僕を追越して行った人間は二人いたが、彼女こそその一人でもあったのだ
そんな訳で彼女が僕に歩調を合わせてくれ(たんでしょ!?)、暫し会話をした(と言っても、僕のマシンガントークの内容の感想を聴く程度の会話であるが…)中で、女性一人では(痴漢が危険で)中々行けない山間の遍路道を同行することとなった
まぁ、そこまでは良かった…
前置きの通り、何分考えるよりも先に脚が動いてしまう二人なので、一旦道を間違えるとそれはそれは途方も無い位に正規のルートから外れてしまうこととなり、今回もそうなったのは当然の帰結である
※今回は寧ろ、相乗効果で倍増したと言っても良い
しかながら…
御遍路には必ず「地獄に仏」的な方が出現するらしく、今回その役を演じて下さったのは僕らが迷い込んだその山林の所有者でもあるお爺さんであった
後から、そのお爺さんから聴いた話では…
近くの畑で農作業中に、楽しそうに談笑し合いながらも全く違う方向に、それも猛スピードで(笑)歩く僕らを発見し追い掛けたのだが中々追いつけずにいたところ、その後間違いに気付き舞い戻ってくる僕らとやっと遭えたらしい
そしてその仏様から、本来の遍路道に通じる近道を案内して貰うことになり、獣道ですらない本当に木々の間を縫った山を昇る破目になったのは、普段では絶対出来ない貴重な体験だった
その後Hさんとは大洲市中心部で別れ早歩き地獄からは解放されたものの、僕にはもう一つの課題である宿探しが残っている
予定では内子町まで行く予定だったので先を急いでいると、前方にビニール袋をぶら下げた不気味な陰を発見…
またもやO村さんである…
彼曰く「十夜ヶ橋永徳寺の善根宿は最高だが、如何せん近くには銭湯が全くない」
と、いきなり愚痴を聴かされることになるが、その分、快適な善根宿を紹介して貰ったことでプラマイゼロとしよう
さらに、この近くには「御野宿大使像」という全国で唯一野宿修行が公認されているという正に野宿人間のメッカとも言えるスポットがあり案内して貰うことに
↓十夜ヶ橋永徳寺と御野宿大使像の説明
http://toyogahashi-syokudou.com/infomation/toyogahashi-eitokuji.html
野宿ミッションを続けてきた人間が、これを見て此処で野宿しない筈はない
また余りにも先を急ぎ過ぎて、こんな貴重な場所を通り過ぎようとしていた自分が恥ずかしくもあり、O村さんを見直す良いキッカケともなった
この日は電気も布団もある善根宿でO村さんと飲み交わした後、寝る時に↑の大師堂に移動する事にした
此処は精神的には一番安眠出来た場所だと今更ながら思う次第である
ゆきなやむ浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋と思ほゆ
南無大師遍照金剛
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