2011年11月7日月曜日

拙者は食えぬ~サムライ洋食事始

��熊田 忠雄 (著) 新潮社(刊)

ほかの国では食物は十分にあります。ところがここには美味しいものは何もないのです。いくら食べたいと思っても肉体を満足させるものは全然ありません。ここに住んでいる人々は決して鳥を殺して食べたりせず、常食は野菜と米で、小麦も、魚も、リンゴも、その他の果物も、ここでは全て贅沢品になっています。
��「ザビエルの見た日本」ピーター・ミルワード(著)/松本たま(訳)


あくまでも粗食を貫く私達の祖先のソウルが、そこには描かれているような気がします。

キリシタン弾圧と鎖国に至った理由は、キリスト教が日本を席巻することを恐れたからではなく、宣教師達を始めとする西洋人達の飽くなき「肉好き」に恐怖を感じたからかも…
※↑は、あくまでも私の私見です

とは言っても公平を期すために…

近江の牛や薩摩の豚が今でも一大ブランドになっているのは、その当時からそれらの食肉が流通しているからかもしれません。

それに…

「鹿は害獣なだけで肉も食えん…」と言う方がいらっしゃるのであれば、鹿や猪肉が密かに薬と称されて珍重されていた時代を振り返ってみるのも、貴方御自身を成人病から守るためにも効果的ではないかと思ったりもしますデス。



閑話休題

本書は、饗宴の献立やその感想を淡々と記すだけでしたが、何故かそれが非常に小気味良く感じられました。

また「支倉常長がマイ箸を持ち歩いた最初の日本人かもしれない」とか、どうしてもバター臭い料理に馴染めずに鰹節で凌いだエピソードなども随所にあり楽しめます。

ただ欲を言えば、慣れない洋食やテーブルマナーに悪戦苦闘した模様や珍事をもっと知りたかったのですが、まぁ元々見栄っ張りな私達なので、そういった体験を日記に残す人はそう多くなかったのでしょうね



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