2016年11月16日水曜日

(読書)コンビニ人間

全然期待していなかった分だけ良い意味で裏切られた気分(笑)。前半のコンビニ内でのエトセトラを語るシーンがやや冗長したきらいがあったが、白羽が恵子の自宅に転がり込んだあたりから一気に没入できた。

結末は「砂の女」のようにイヤ~な気持ちのまま締めるのかと思ったが、後味を悪くなくまとめたのも芥川賞のためか?(まぁ直木賞的ハッピーエンドでもないので、これはこれで悪くないとは思うが…)。

 また白羽のような人間や今の世間に対する皮肉ならナンボでも吐ける作家さんのような気がする(死んだ小鳥を公園の立入禁止の花壇に埋葬した母や知人の行為を不思議がるエピソードなどは秀逸)。今後の毒舌に期待したい。


コンビニ人間
コンビニ人間
posted with amazlet at 16.11.16
村田 沙耶香
文藝春秋
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