2015年6月11日木曜日

「○○させていただく」考

例①
アホノミクス帝国の中谷防衛大将が「現在の憲法をいかに法案に適用させていけば良いのか」という前言を「撤回させていただく」と発言した件

前言は大将が独断と偏見で勝手に発言した個人的な意思。別にそう言って欲しいとは(一部の人々以外)誰も思っていない。だから、それを今更へりくだる必要は全くない。「撤回します(いたします)」で十分。

例②
とある演歌歌手がラジオ番組内で、「このたび、○○レコードよりデビューさせていただいた演歌唄子でございます。そして今日、そのデビューシングル××を発売させていただきました。」とあいさつした件

この歌手がAKBの総選挙のような形でデビューしたのなら↑の用法でも間違いはないが、残念ながら昼下がりのAMラジオに登場する歌手は恐らくそうではない。つまりこれはレコード会社や所属する芸能プロ、親戚縁者、熱心に応援してくれた一部のグルーピーに感謝しているだけであって、その他多くの視聴者は彼女の名前すら知らなかった。にもかかわらず、彼女から「○○させて頂く」と言われても違和感が残るだけなのでであ~る。

(※つづく…)

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